タケムラについて About us
社長あいさつ
当社は、漁網の新規仕立て・メンテナンスと水産用帆布製品の加工を主力事業とし、令和元年11月で会社設立25周年を迎えました。その間、漁業は漁に出る狩猟型から、生簀にて養殖する飼育栽培型が主流になりました。漁業の変化に伴い、当社が取扱う網も狩猟型の漁業で使う定置網、刺し網、旋網から養殖生簀網へと変化しました。養殖漁業は成長産業ですので養殖生簀網も日進月歩で進化していますが、当社は長年培った経験とノウハウで、設計段階から『使いやすく丈夫な漁網』を提案しています。
仮に海を舞台とし、漁業者を俳優とすると、当社の業務は大道具という裏方ですが、当社はその裏方の仕事に誇りを持っています。現在の日本の漁業は衰退し、漁業者も俳優としての誇りを失いかけているのかもしれません。当社は、水産資源を適切に採取・栽培しながら海を守る、日本の漁業を裏方として支え続けます。そんな思いを『網で日本の漁業をサポート』という経営理念に込めています。
当社が所在する東紀州地域は働く場が少ないので若者が都市部に流出して人口が減少し、人口が減少するのでさらに産業が衰退するという悪循環に陥っています。微力ではありますが、当社が従業員と共に成長し、さらに従業員を増やすことで、この悪循環に歯止めをかけることができれば、これに勝る喜びはありません。
タケムラは、これからも日本の漁業と東紀州地域の発展のために成長し続けます。
経営理念
「網で日本の漁業をサポート」
日本は海に囲まれた島国であり、漁業は農業、林業と共に国を支える基幹産業であり続けてきました。今も漁業は日本の基幹産業であることは変わりませんが、漁業を取り巻く環境は変化の真っ只中にあります。乱獲、海洋汚染などのために漁獲高は減少の一途を辿っている一方で、養殖業は栽培技術に関する研究成果として歩留まりも向上し、発展を続けています。当社は、平成6年の会社設立以来、定置網、刺し網、旋網などの新規調製やメンテナンスによって狩猟型漁業をサポートしていましたが、いち早く養殖生簀網にも着手し、養殖生簀網の新規調製・メンテナンスに関する技術・ノウハウ・経験を蓄積することによって、養殖業の発展と共に成長してきました。
養殖業はクロマグロの養殖を中心に成長を続けています。養殖用の稚魚を含むクロマグロの漁獲量の削減という逆風もありますが、近大がクロマグロの完全養殖に成功するという追い風もあります。日本だけでなく海外でもクロマグロの消費量は増大していますので、完全養殖の普及を追い風として今後も養殖業の成長を牽引していくものと考えられます。当社は漁網の最新技術にキャッチアップしながら、将来的には漁網の最新技術を作り出すことによって、今まで以上に漁業を強力にサポートできるようになりたいと考えています。
事業案内
Takemura One Stop Service(TOSS)
タケムラワンストップサービス(漁網のライフサイクル)
- 1. 設計・調達・防汚加工
- 当社は、漁網を設計し、必要な材料網を調達し、それを社内のサイト(加工場)において漁網に仕立て、防汚液で染め加工(防汚加工)します。防汚加工することにより、貝や海藻が付着しにくくなり、漁網のライフサイクルが長期化します。このことが、お客様に作業の軽減と時間短縮をもたらします。
- 2. 納品・洗浄・補修
- 完成した漁網はお客様に納品し、漁業や養殖に使用されます。防汚加工してあっても貝や海藻が付着しますし、摩耗・破損も生じますので、網の用途や使用頻度に応じた周期で海から上げて網を洗浄して付着物を落とし、破損などを補修して、再び防汚加工して海に戻します。
- 3. 保管
- 補修した漁網はメンテナンスが完了したら必ずしもすぐに海に戻されるわけではありません。お客様に保管スペースが十分にない場合などに、お客様に最適なタイミングでお渡しできるよう当社では漁網の保管サービスも提供しています。
- 4. 廃棄・再利用
- 漁網もいつかはライフサイクルを終えますが、現在は産業廃棄物として処分しています。今後は、網から落とした付着物をミネラルリッチな肥料として、また洗浄・補修を終えた網を陸上ネットなどとして再利用して、環境負荷低減に取り組みます。
会社概要
会社名 |
タケムラ有限会社
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代表 |
武村 正宏
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資本金 |
300万円
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設立 |
1994年(平成6年)11月
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所在地 |
《本社サイト》三重県北牟婁郡紀北町海野562-3
《海野(かいの)サイト》
《比幾(ひいけ)サイト》
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事業内容 |
漁網事業並びに帆布事業
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連絡先 |
TEL:0597-47-1355
FAX:0597-47-1187
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